研究の沿革
2015年
3月 | 農業・食品産業技術総合研究機構研究員 芦田かなえ氏らが以前より見出していた「高アミロース米の米粉が加水~加熱~冷却によりゲル状化する」との物性変化に基づき、嚥下調整食への応用研究を開始 |
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2020年
5月 | 農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター 令和2年度「イノベーション創出強化研究推進事業(研究開発ステージ)」に採択され、「米粉を使用した嚥下障害者のための嚥下食の開発」の研究を開始 |
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7月 | 「米粉でやさしい嚥下食」コンソーシアムによる委託研究契約を締結 |
11月 | ゼリー嚥下食用米粉の市販化に伴う民間企業の参画として、令和3年度より株式会社フードケアの参加が決定 |
2021年
11月 | 特願2021-188182「米粉含有組成物及びゲル状食品素材の製造方法」として特許出願(2021.11.18) |
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2022年
9月 | プレスリリース『嚥下食用米粉「ゼリーノ米粉」の発売』を発表(2022.9.26) |
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9月 | 嚥下食用米粉「ゼリーノ米粉」を発売(2022.9.28) |
10月 | 国際誌Dysphagiaに、Tsubokawa M., et al., Potential of Rice-Flour Jelly Made from High-Amylose Rice as a Dysphagia Diet: Evaluation of Pharyngeal Residue by FEES.が掲載 嚥下障害者が高アミロース米粉ゼリーを摂食した時の咽頭残留量について嚥下内視鏡検査を用いて検討し、米粉ゼリー摂食時の咽頭残留量は全粥摂食時の残留量より少ないことを報告しました。 |
11月 | 食と医療23巻14-18頁「高アミロース米を使った米粉による嚥下食」を掲載 (高アミロース米の品種特性、澱粉特性と米粉のゲル化特性を中心に、粥ゼリー調理法の選択肢に高アミロース米粉が加わったことについて解説しています。) |
2023年
2月 | 食品の試験と研究57巻26-28頁「高アミロース米粉を利用した介護食の開発」を掲載 (高アミロース米澱粉のゲル化の仕組みを利用し、研究コンソーシアムによる多職種連携によって粥ゼリー用米粉の市販化を実現したことを紹介しています。) |
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