代表研究機関:国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 リハビリテーション科
「米粉でやさしい嚥下食」とは
超高齢社会を生きる私たち。
新時代に向けた新たな嚥下食の形として、
医療機関・介護福祉・老年研究・地域支援・農業研究・食品産業などの幅広い分野から
現場を熟知した専門家による共同研究(コンソーシアム結成)が実現し、
白米本来の美味しさと温もりが感じられる『米粉100%』のゼリー食が生まれました。
ひとりひとりの摂食機能の維持向上と「口から食べる」を応援するために、
このWEBサイトでは、米粉ゼリーの有用性と魅力を皆さまへ広くお伝えして参ります。
アバウト
本研究がめざすのは、米粉を100%含有して主食となる嚥下調整食です。
近年、嚥下調整用の粥調理の主流は、米の長時間炊飯による分粥、およびこれに酵素類を添加する等して攪拌したミキサー粥、あるいは凝固剤や増粘剤等添加されたインスタント粥などが挙げられますが、米粉ゼリー嚥下食は、そのいずれにも属さない新たな調理概念によって、嚥下調整食形態のさらなる拡充と、利用者側にも選択肢の拡大による食品の安定供給、また完全米由来の食品研究開発による国内農業生産の活性化を図ります。